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【リヴァイ】いつか地平線を眺めるなら【進撃の巨人】

第125章 ◇第百二十四話◇兵士達の結婚観【女型の巨人編】


「簡単だよ。愛してる人を信じればいいだけなんだから。」

ね?と微笑めば、ペトラは眉尻を下げた困った笑顔を見せた。
そしてー。

「は信じてるんだね。」
「大好きですから。」

少しおちゃらけて言えば、リヴァイ兵長が知るよりずっと前から知っているとペトラがおかしそうに笑う。
少し吹っ切れたような笑顔に、私もホッとする。
オルオの愛にペトラがどう応えるのかは分からないけれど、2人にとって幸せな決断となってくれることを願う。
ほんの少し、羨ましいと思った気持ちは忘れて、親友の幸せを純粋に願おう。
今頃、リヴァイ兵長は何をしているのだろう。
エレンにまた掃除をさせていそうな気がする。
今頃、リヴァイ兵長は、何を、考えているのだろうー。
ほんの少しでも、私のことは頭を過っているだろうか。
優しく熱く深い愛を内に秘めているその心の中に、私が帰れる部屋がある。
それだけで、幸せだ。
2人の愛に、未来はなくともー。
いつの間にか眠ったらしいペトラの寝息は、とても気持ちよさそうで、私はやっぱり羨ましかった。


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