【リヴァイ】いつか地平線を眺めるなら【進撃の巨人】
第117章 ◇第百十六話◇余韻【女型の巨人編】
「私、明日は仕事出ますよ。」
ワンピースを着て、ベッドから立ち上がる。
乱れたシーツが、どんなに激しく愛し合っていたかを物語っていて、恥ずかしくなる。
だって、激しく求めていたのは、リヴァイ兵長だけではなくて、私もでー。
「明日は俺も非番だ。今日は、俺に付き合わせたんだから
明日はお前の好きなことしてやる。」
リヴァイ兵長が、シャツを羽織りながら言う。
「今、壁外調査前の会議とかで忙しいんじゃないですか?」
「明日はもともと非番だ。」
「そうだったんですか。」
「俺はの休みをすべて把握してるがな。」
少し責めるように言われて、思わず謝ってしまう。
ソファに座ったリヴァイ兵長に腕を引かれ、私も隣に腰を降ろせば、いつものように抱きしめられた。
腕の中で、兵士長の非番の日を、どうやって把握すればいいのだろうとふと思う。
スケジュールは個人で班長から貰うものだしー。
そこまで考えて、私のスケジュールはきっとハンジさんから教えてもらっているのだろう、と気づく。
でも、休みが重なることなんて、なかなかないと思う。
それならー。
「明日、本当にお休みしていいのなら、したいことがあります。」
「なんだ?」
「デートが、したいです。」
言いながら、なんだか照れ臭くなって、ギュッと抱きついた。