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【リヴァイ】いつか地平線を眺めるなら【進撃の巨人】

第105章 ◇第百四話◇愛してるなら信じて【恋の行方編】


リヴァイ兵長がクソと呼んだ会議に、ハンジさんの指示で私も参加させられてから、数日が経った。
昨日、私は初めて、リヴァイ兵長の執務室兼自室に泊まった。
骨が元に戻ってはいないから、身体を重ねたわけではないけれど、それでもキツく、キツく、まるで身体をひとつにしようとしているみたいに、離したくないと訴えるように抱きしめるリヴァイ兵長の腕の力が、強くて、痛くて、胸が苦しかった。
カーテンの隙間から差し込む太陽の光を、私を抱きしめるリヴァイ兵長の身体が隠す。
でも、鳥のさえずりや明るくなった部屋が、私の瞼を押し上げた。
来なければいいのにー。
私もリヴァイ兵長もそう願った今日が、ついにやってきてしまったようだ。
私は今日、特に精鋭だけが集められたというとても危険な任務を遂行するために、巨人の住む世界へ向かう。
リヴァイ兵長を残してー。

「まだ寝とけ。」

いつもなら早く起きろと言うくせに、リヴァイ兵長は私の目を手で隠して、起きようとする瞼を無理やり下ろそうとする。
あの会議で、私は壁外任務に参加することが決まった。
以前中止となった巨大樹の森での壁外任務が、もう一度計画されたのだ。
ミケ分隊長率いる分隊の精鋭たちと一緒に、私もその壁外任務に参加する。

『俺の目の届かねぇ場所にを出すのは許さねぇ。』

会議中、リヴァイ兵長は頑なに反対し続けていた。
でも、調査兵団に身を置いている兵士である以上、上官から指示が出れば、私は壁外に出る。
それが、特に精鋭だけを選んだというとても危険な任務だろうが。ルルを失ったあの巨大樹の森が相手だろうがー。

「そろそろ起きて、準備しないといけませんから。」
「行かなくていい。」

私の目を隠すリヴァイ兵長の手に触れようとして、すぐに捕まえられる。
そして、絶対に行かさないーとばかりに強く抱きしめられた。
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