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【リヴァイ】いつか地平線を眺めるなら【進撃の巨人】

第33章 ◇第三十二話◇報告【調査兵団入団編】


「そっか。それならよかった。」

ふふ、とペトラが嬉しそうに笑みをこぼす。
まるで自分のことのように嬉しそうなその顔は、とても優しくて、私はやっぱり、調査兵団に入団してよかったと思った。
彼女達との出逢いは、私にとって、命を懸けてもおつりがくるくらいに素晴らしい出来事のひとつだから。

「それで、私がリヴァイ兵長とキスをしたかどうかなんだけど。」

そうだ、忘れていた。
当初の目的を思い出させてくれた、ペトラは、私を見てニッコリ笑った。
あぁ、願いは叶ったのだろうか。

「リヴァイ兵長に自分から聞いて。」
「え!?聞けないよ、そんなことっ。」
「大丈夫っ!きっと教えてくれるよ。」

何を根拠にそんなことを言っているのか分からないけれど、リヴァイ兵長が教えてくれると自信満々のペトラは、私が何度訊ねても話してはくれなかった。
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