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【リヴァイ】いつか地平線を眺めるなら【進撃の巨人】

第22章 ◇第二十一話◇触れられない星【調査兵団入団編】


新兵勧誘式の翌日から、ハンジさんの分隊の数名は旧調査兵団本部を訪れていた。
巨人化出来るエレン・イェーガーの実験のためだ。実験の準備や諸々としたことは、ハンジ分隊の調査兵数名が行うことになる。
旧調査兵団本部は壁や川からも離れた辺鄙なところにあったが、古城を改装しているだけあって趣があって、私はとても素敵だと思った。
オルオは、調査兵団にとっては無用の長物だと言っていたけれど。兵長の真似をして―。
でも、私が遥々やってきたのは実験のためではない。
リヴァイ兵長の特別訓練を受けるようにハンジさんに突然言われたのは昨日の夜。
朝には、ハンジさんの分隊の人達と一緒に古城を目指して馬を走らせていた。
でも、なぜか、ハンジさんを含め、分隊のみんなと一緒に旧調査兵団本部の大掃除をやらされたのが、今日のお昼。
気づけば、とっくに夕飯の時間になっていて、疲れ切った仲間との食事を終えたのが今から1時間ほど前のこと―。

「ほんの数日会ってないだけで、に友達が出来てるから驚いたよ。」

ペトラは嬉しそうに、私と一緒にいる女兵士達を見る。
少し前のハンジさんの分隊での壁外任務で私が助けることになった彼女達だ。重傷を負った彼女だけは、兵舎でお留守番中だけれど、彼女とも仲良くさせてもらっている。

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