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ここは私達の世界です【HUNTER×HUNTER】続番外編

第26章 私達の扉







「留守は頼んだよ皆…………………」


「………あの部屋に誰がいるの。」


「ちょっと、怖いこと言わないでくださいよ!軍曹と家具に言ってるんです!」


「……………。」


「……………………あ、鍵閉めたかな」


「記憶力が退化してるの?何度も確めただろ。」


「冗談ですよぉ……」


「沙夜子の冗談にしては現実味があるね。」


「えっ……そんなに私ヤバいんですか……?」


「……………。」


「えっ……イルミさん!?」



陽が沈み行く世界に背を向ければ扉の隙間からはもう新しい朝が始まっている



ふわりと彼の黒髪を優しく撫でたのはいつか感じた懐かしい匂いの風だった







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