第30章 ありがとう…　

それから全部話した。

皆を巻き込みたくなかったけど…




でも、幸せな時間はすぐに崩れるんだね…

神様は私に罰を与えているのですか？




「やぁ、弥生。楽しそうじゃないか？
　僕を忘れていたのかい？」


真っ黒な笑みを浮かべた赤司君が立っていた。




私はそれを見た瞬間
闇に引きずり込まれるかのように
意識を失った。