第30章 ありがとう…
弥「そんな事どうでもいいでしょ?!
私が好きで赤司君とつきあってるんだからどうだっ て!!」
黄「本当にそうっすか?
最近弥生っち笑わないじゃないですか…
それって笑えなくなったんじゃないっすか?
赤司っちが関係あるでしょ?」
緑「弥生…
俺らはお前の力になりたいのだよ。
赤司と付き合い始めてからおかしいのだよ。」
私が
おかしい?
紫「そうだよ。弥生ちん。
好きな人のためにはがんばりたいよ…」
黒「惚れた弱みですかね?」
どうして?
どうして、皆私を好きでいてくれるの?
ヒドい事言ってるんだよ?
何で?
これじゃあ、意味ないじゃん。
何でだろう、
涙がとまらないよ…
ギュッ
(えっ?)
黒「僕達がついてますから全部話して下さい。」
黒子君に真っ直ぐな目でいわれた。
青「今まで、押し殺してきたもん全部言っちまえよ。
俺らが必ず“助けてやるからよ”」
タスケル?
あぁ、そうか。
この人達は私を助けてくれる救世主だ…
そう思った。
その日私が流した涙は
赤司君といるときに流す冷たい涙じゃなくて、
暖かさが詰まった、優しい涙だった。