暖かい氷を私にください。《ユーリ!!! on ICE》
第9章 もうひとつの衝撃
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勇利は暗い表情で長谷津に帰ってきた。
目の下には黒いクマが出来ていて、あまり寝ていないのだろう。
そんな勇利に私は
『勇利...。元気だして。』
そんな言葉しか、かけてあげられなかった。
そんな自分の不甲斐なさに悔しさが滲む。
『....。』
『ん?』
勇利は弱々しい声で
『アイスキャッスルに行こう。』
と提案してきた。
滑りたくなったんだろう。勇利は昔から無気力な気持ちになっても大好きなスケートを辞めることはあまり無かった。
私とは違って。。
その後、私は勇利と一緒にアイスキャッスルはせつに向かった。
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