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暖かい氷を私にください。《ユーリ!!! on ICE》

第5章 転機







ジリジリジリジリと、アラームの音が今日も部屋中に響く。





また新しい1日が始まる。




ヴィっちゃんも『ウゥ~』



とうめき声をあげるからきっとまだ眠いんだ。そう思い私も二度寝の準備に入る。






すると廊下から凄まじいほどの足音が聞こえる。





『ん?』




そして扉が勢いよく開く。





『…!!!!!大変なこ、事になってるよ!!!』




そこには顔を青ざめた勇利が立っていた。




『朝から騒がしいね…勇利、どうしたの?』





『こ、これを見て…。』






『ん………ん?』




そこには先日、アイスキャッスル長谷津で演技をした私の映像があった。




終いには、コメントまで見えてきて




(!いつ復帰するの?待ち遠しいんだけど…!)



(やばい!これは綺麗すぎる結婚してぇえ!!)



(もうすぐ女王が帰ってくるのか?!)


(相変わらずブレない軸を持ったジャンプ!これは隠れて練習してるな?!)



『は?』



なんでこんなコメントが流れているのか意味わからない。




『.........てか、なんでこうなってるわけ?』




寝ぼけた私の頭はまだ追いついていなかった、




『あのスケオタ三姉妹が、こっそり撮ってたみたいで…』




(まぁ確かに様子がおかしかったなぁ…)





すると携帯が急に震えだした。




『なぁ、なに!?』




そこにはしばらくいじっていなかったインスタと昔仲良くしていた友人からのメッセージだった。




『あ、ピチットくんだ!』




勇利も目を輝かせる。
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