第3章 一ヶ月後
アニ「ねぇ…私が協力しなかったらどうやって壁を越えるつもりだったの?」
アルミン「立体機動装置で突破するつもりだったんだ」
アニ「…無茶じゃない?そもそもストヘス区に入る前に逃げたほうがこんな面もかからなくて済んだはずでしょ?なんで今なの?」
アルミン「ここの入り組んだ街の地形を利用しなければ替え玉作戦が成功しないと思ったからさ。真っ向から逆らって逃げるよりある程度振舞って警戒心を解いてからの方が逃走の時間を稼げるからね」
アニ「…そう……納得したよ」
メイ「……」
アルミン「あ!あった…ここだ」
アニ「…!ここ?」
アルミン「うん…ここを通る」
アニは地下に続く階段の前で立ち止まった
メイ「アニ…?」