第3章 あの頃のように
ユウside
朝は苦手だ…
いつも早めに学校に行って図書室で寝ていた
今日は誰かがこっちに来ていることが分かったから急いで起き上がった、そこに居たのはユラだったユラは俺が怖いのか動けなくなっていた少し悲しかった、だけど昨日あんな酷いことしちゃったもんな、、、でも俺はユラと前みたいに楽しく話したいんだ
小学校の頃ユラは俺にこう言ったんだ
「ユウが1番!一番好き!!」
それがすごく嬉しくて俺はそれからもずっとユラといたユラを気づつけることも無く小学校・中学校と楽しく過ごしたんだ、だけどどうしてこんなことになってしまったんだ、今はこう思っているだけど昨日のような状態になると俺は変わってしまう気づつけたくないのにユラの悲しい顔や泣いた顔を見ると興奮するんだでも、今俺の前で笑いながら話しているユラもすごく好きなんだ
俺達は時間も忘れて昔の話をした、授業中2人で話していたら怒られて居残りさせられたことや給食で嫌いなものが出た時に2人でお皿を交換したりした事、楽しかった頃の話をいっぱいした、気づいたらもう朝礼の時間だった
俺達は2人で走って教室に入ったギリギリ間に合ったから2人で笑いあっていたこんな楽しい時間を続けたかっただけど俺がバカだったレイ達との約束を破ってしまったんだ破ったらいじめられるとかそういうのじゃない破ったら...破ったら......ユラが...ユラのあの写真がばらまかれるんだ、レイ達は俺が1番ユラの事が好きだと思っているだからいつかユラの味方について逃げたり、先生に言ったりするかもしれないと昨日の夜2人で話していたら写真をばらまくと言われたんだ、それは困る!そうだ!......ユラごめんな写真をばらまかれないためにはこうするしかないんだ許してくれ、今はこう思っているけど多分その時になったら俺は変わってしまう
ユウ「ユラごめんな」
ユラ「?ユウなんか言った?」
ユウ「なんでもない」
だから俺は今ユラにそっと謝ったユラにも誰にも聞こえないような声で