【ヒロアカ 】変態に好かれても良いことなんてない!【轟焦凍】
第2章 クックコーポレーション面接開始!
面接当日、私はクックコーポレーションに時間通りについて会社の人事の方と面接をした。
「柚川さん蕎麦打ちできるから派遣先ショート事務所をお願いしたいんですが、柚川さんどこかご希望ありますか?」
『ショート事務所より爆心地ヒーロー事務所の方が家から近いから爆心地ヒーロー事務所を希望しようと思っていたんですが…』
「爆心地ヒーロー事務所か〜確かにあそこも人足りてないから来てくれると有り難いんですよね!あ、じゃあこうしません?
爆心地ヒーロー事務所とショート事務所の掛け持ち!
基本はショート事務所で働いてもらって爆心地ヒーロー事務所で急な欠員が出た時とかは爆心地ヒーロー事務所に行ってもらうとか!」
『はい、それでも構いません』
「ありがとうございます!ではそうしましょう!!
うちの社長も柚川さんの履歴書見た時この人はもう採用だから社長面接パスって言ってたのでうちに来てくれるのなら面接は一次のみです!」
『え、本当に一次面接のみで良いんですか!?』
「もちろんです!貴方のような即戦力大歓迎ですよ」
面接は思った以上に歓迎ムードで終わった。
私は迷いなくクックコーポレーションに所属することを決め、次の週の月曜日から仕事を開始することにした。
ちなみに休みは土日祝
実家と比べるととてもホワイトなスケジューリングだ。
『本日はありがとうございました、失礼しました。』
クックコーポレーションから出て少し歩いたところで携帯が鳴った。
お母さんからのLINE。
お店用の買い出しではなくうちの晩御飯の材料の買い出しを頼む内容だった。
卵と豚カツ用の豚肉と醤油が買い物メモの中に入っていたから今日はカツ丼だなぁと察して了解スタンプを押そうとしたその時…
ヴィランが私を後ろから突き飛ばす形でぶつかってきて私は体勢を崩した。
『きゃっ!』
「くそ!逃すかっ!」
携帯は宙高く舞ったあと後ろからくる氷結に閉じ込められた。
氷結は道路を這って現れ、ヴィランの足を止めた。
「きゃーー!ヒーローショートよ!!素敵!!」
「うそぉ!ショート!?」
黄色い歓声が辺りを包む