【ヒロアカ 】変態に好かれても良いことなんてない!【轟焦凍】
第8章 爆心地ヒーロー事務所!
最後強火にし、仕上げのラー油を入れて混ぜる。皿に盛り、仕上げに花椒をちらせば完成。
「おら、できたぞ」
『凄い、美味しそうです!』
「美味しそうじゃねぇ、美味しいんだよ!食え」
『良いんですか?いただきます』
私は爆心地の作った麻婆豆腐をレンゲですくって口に運ぶ
『熱っ!』
「ったく、気を付けろよ」
そう言いつつもコップに水を入れて渡してくれる辺り彼は優しい人だと思った。
『ありがとうございます』
水を口に含んだあとフーフーと息を吹きかけ、再チャレンジ。
口の中に広がるスパイシーとジューシーさが後を引く美味しさ
『辛い…辛っ…ぁっ…でも…んっ…美味しいっ!』
辛い辛い言いつつも私はレンゲを止めることができず完食した。
『はぁ〜…美味しかったです!』
「……」
爆心地の私を見る視線が変なものを見る視線に変わっていたことに気づく。
『…あの、何でしょう?』
「お前食ってる最中スゲェエロい声出すんだな…」
私は無自覚だったけどそういう風に捉えられていたのかと思うと恥ずかしくなって顔が赤くなり、俯く。
『あ…その、すみませんっ//////』
気まずい空気が流れる。
「とりあえず全部メモ取ったろ?それ見ながら家で練習して明日お前が作った麻婆食わせろ」
『はい!分かりました師匠!!』
「……師匠?」
『え、嫌でしたか?』
「嫌じゃ、ねぇけど…/////」
爆心地の顔がほんのり赤くなった。
『へへへ…じゃあこれからは師匠って呼びますね〜』
「……勝手にしろ」
「あ!爆豪ここに居たのかよ!!しかも雪乃ちゃんと二人きりで何やってたんだよ羨ましい!」
爆心地のサイドキック、電気くんが食堂に入ってきた
『電気くん』
「雪乃ちゃん、大丈夫?爆豪に虐められてなかった?」
「虐めてねぇわ、クソが!」
電気くんは心配そうな声で私にそう話しかけて私を抱きしめる
『わわっ!ちょ…電気くんっ…/////』
「テメェ何セクハラしてんだよ!どけや」
爆心地は私と電気くんを引き離す。
「っと、忘れてた!爆豪そろそろ会議始まるぞ」
「あ"?もうそんな時間か…」
『師匠、私の為にお時間割いてくださってありがとうございました』
「あぁ、気をつけて帰れ」