第7章 揺れるびいどろ、恋ノ花模様 * 織田信長
────美依、愛している
貴様こそ、俺に愛情を植え付けた
責任を取れ。
これほど好きにさせて、どうする気だ。
奪っても、奪っても
酷く飢えていくように、渇いていく。
だが、逆に満ち足りた気持ちも湧く。
貴様が傍に居れば───………
俺は更なる"未知"を知るのかもしれない。
「んっ…ぁ、ぁん……っ」
腰にくるような、とろとろに溶けた声。
それを聞くだけで、ぞくぞくと心が疼く。
目の前の蜜華は濡れて、艶めいて…
物欲しそうに、俺を求めているようだ。
「んっ…美依……」
「やっ…しゃべっちゃ、だめっ……!」
「息が掛かるだけで感じるか、本当に敏感な躰だ」
美依の脚を開かせ、その中心に顔を埋めて、その愛らしい華をを可愛がる。
くぱぁ…と指で広げれば、淫らな口はとろりと蜜を零し、その少し上の蕾は赤く膨れて硬くなっている。
漂う馨しい匂いに、眩暈まで起こしそうだ。
ちゅっ…ぴちゃっ……
俺はそこに唇を押し当て、舌を差し入れる。
蜜を舐め取り、内壁をくすぐって。
指では敏感な花の芽をクニクニと弄った。
押し潰したり、円を描くように転がしたり…
さすれば、美依は悶えて可愛くよがる。
狭い部屋の中には美依の濡れた声が響いて…
夏の暑い空気を濃い桃色に染めた。
「ぁ、ぁあん…っ信、長、様ぁ……っ!」
(……っ、名を呼ばれると堪らんな)
美依の声で、また躰が熱くなる。
腰が痺れるように震えて…
また己の"熱"が首をもたげる。
それは見る間に硬くなり、先から露が滴ったのすら感じて。
俺は己の欲望のままに美依を求めて、その泥濘を貪った。
触れれば触れるほど、いやらしくなる美依。
そんな姿を見られるのは俺だけの特権で、華を開かせてやれるのも俺だけであるから。
本当は嫉妬などしなくても良いのだ。
誰かが美依を愛らしいと思っても、もう美依の全ては俺のものなのだから。
だが、やはり頭と心は一致しない。
美依の魅力に、俺以外の輩が気づく事さえ、許せないのだから。