• テキストサイズ

【イケメン戦国】新篇 燃ゆる華恋の乱☪︎華蝶月伝

第22章 拗れた微熱は指先に溶けて《前編》* 石田三成




『なんで私をもっと信じてくれないの?』



その言葉が心に突き刺さる。
後悔したって、後の祭り。

​────私は美依様を疑い、
そして、酷く傷つけてしまったのだ







「っ……私は馬鹿者だ」







口から漏れた言葉が空気に溶ける。
独り部屋に取り残され……
私は責めた自分に激しい怒りを覚えた。

あの涙を流した顔が焼き付いて離れない。
絶対に泣かせたくない人を泣かせてしまった。

なんて私は馬鹿な未熟者なのだろう。
そのせいで拗れた結果に、酷く自責の念が生まれた。
後悔ばかりが胸の中を支配して……
初めて美依様とすれ違ってしまったことに、寂しさと虚しさを覚えていたのだった。















拗れた微熱は指先に溶けて《前編》
ー了ー

*.☪︎┈┈┈┈次回予告┈┈┈┈┈☪︎.*


『どうしたら仲直りできるだろうか』

すれ違ってしまった三成と美依。
そんな中、美依は体調を崩し…
寝込んでいた所に三成が訪れる。

『熱くて……気持ちいい』

火照る躰と、ひんやりした指先。
今は少しばかり、我慢が効かないようです。



次章>>>>
拗れた微熱は指先に溶けて《後編》



/ 346ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp