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【イケメン戦国】新篇 燃ゆる華恋の乱☪︎華蝶月伝

第8章 桃色淫書-蜜恋に戯れる想い- * 石田三成






────謹賀新年
今年も彩やかに貴女を想います




秘めた想いは秘密の秘密。
淫書に煽られ、蜜恋に溺れ、
そんな姿も秘密の姿。

貴女を想い、
時には一人で戯れるけど、
今年こそ、貴女と一緒に。

それを夢見る、
いつかを思い描きながら…
今は貴女の優しさに触れていく。






「はい、三成君。あーん」

「んっ…美味しいです」

「本当?良かったぁ」

「……美依様」

「ん?」

「いつか、覚悟していてくださいね」

「……?」






そして、穏やかに『宣戦布告』を。
今は解らなくてもいい、でも…
その『いつか』が来た時は、



私は決して、貴女を離したりはしない。



新年の真夜中の書庫。
私は美依様の手から優しさを貰いながら、改めて心の中に誓った。

いつか、必ず想いを伝えること。
受け入れてもらうために…
得意な策略を練ること。

一人での戯れは、寂しすぎるから…
いつか、貴女と共に熱に溺れたい。
必ずそれを叶えてみせますよ。



ゆらりゆれる、蜜な恋心。
戯れる想いは淫らに燃える。

私はほんの少し怠い身体を貴女に寄りかからせて…
一人戯れに過ぎた時間を、自分の中でそっと蓋をし、鍵を掛けたのだった。

















桃色淫書-蜜恋に戯れる想い-
ー了ー
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