• テキストサイズ

【鬼滅の刃】ウタカタノ花

第62章 幕間その肆:我妻善逸の憂鬱


汐はそう言ってにっこり笑うと、善逸の顔に熱が籠る。彼女の音はいつもの優しい潮騒のような音になっていた。

(ああ、なるほどな。炭治郎が気になるのもわかる気がする)

しかしそれを口にしてしまったら、たちまち彼女の音は荒れ狂うだろう。それを危惧した善逸は、言葉を飲み込み笑顔を向けた。

汐の音が、笑顔がこれからもここにあるように願いながら――
/ 1491ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp