第130章 光明<壱>
(なん・・・じゃ・・・。これは・・・!?)
半天狗の身体が突然硬直し、足が石のように重くなった。
(う、動け・・・ん!?何故じゃ・・・!?何故儂の身体が・・・動かん・・・!?)
半天狗は体中から汗を吹き出しながら、必死でこの状況を理解しようとした。
(あの青い髪の娘の・・・、青い怪物の・・・!!)
半天狗の顔がみるみる青く染まる中、後方から何かが破裂するような轟音が響いた。
思わず振り返ったその時。半天狗の首筋に押し当てられたのは、真っ赤に燃えた日輪刀。
炭治郎が刃を、その頸に食い込ませていた。