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真っ直ぐ向いて歩けばいい

第14章 最後の文化祭!!



夕士は掃除を終えて教室に戻ると自分のノートが置いてあった。

それを取ってみると…

〖お前が大学とか笑える〗

と最後の画用紙部分の空白に書かれていた。

「あ〜…稲葉もか…」

田代がそう言って近寄ってきた。

「もってどういうことだ?」

夕士は不思議そうに言った。

田代によると、SNSの掲示板に名指しで書かれているらしい。

田代が見せてくれた掲示板には…田代のこと、桜庭のことが書かれていて…珠紀のことも…

〖T堂 金持ち根暗で生意気。胸でかくてスタイルいいからってなんなの?カバン指定ないからってブランドバック持ってくるとかなんなの?金持ちアピール?〗

と書かれていた。

「はぁ…くっだらね。全部…僻みじゃん。うちのクラスにそんなくだらない事するやつがいるとはね。」

珠紀はそう言って不機嫌そうにしていた。



次の日…

桜庭に見せられた掲示板の内容…

〖C晶…T堂と生活指導室で何してるわけ?しょっちゅう呼び出しくらってんじゃん。アイツら付き合ってるわけ?キモイんだけど…教師と生徒の恋愛とかドラマかっつうのwマジ笑えるwwwどうせT堂があの体と色目使って口説き落としたんでしょw無駄に成長した体が役に立ってよかったねwww〗

流石の珠紀もこれにはダメージがあったようだ。

桜庭のことも描かれていて千晶に色目使ってるとか何とか書かれていた。

「どうしよう…」

珠紀は泣きそうになっている。

「大丈夫だよ。珠紀…デマだって突き通してやろう!!珠紀にはあたし達がついてる!!」

「タァコ…」

珠紀は遂に泣き出した…

「もう…泣かないの…ヨシヨシ…大丈夫だから…」

垣内が珠紀を抱きしめて背中をさすった。



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