• テキストサイズ

真っ直ぐ向いて歩けばいい

第12章 予餞会でーす!!



終わった後に舞台袖に来た千晶たちに拍手が巻き起こる。

桜庭と垣内が千晶に抱きつき珠紀は不機嫌になっていたが……

その不機嫌な所にスティングレーが

「高校生って純粋でいいね〜」

と鼻の下を伸ばしていたので

「スティングレー…気持ち悪い。禿げろ…顎外れてしまえ…」

珠紀に八つ当たりされた。

そこに神谷が登場して千晶の手を握って迫るもんだから珠紀の不機嫌はMAXに。

「まぁまぁ…とりあえず…天堂は落ち着けって…」

呆れた様子の夕士が言った。

「え〜?落ち着いてるよ~?今すぐ神谷さんの手首をへし折りたいくらいに〜」

と物凄い満面の笑みで言う珠紀。

「それを落ち着いてるとは言わねぇよっ!!」

夕士は思わず突っ込んだ。


次の日-…

3年生は卒業していった。


卒業式終了後の生活指導室にて…


「あ~…最悪…なんで渡すかなぁ…」

「しょうがないだろ…あんなに迫られたら…珠紀はプラチナ会員なんだからいいだろ?」

珠紀は神谷にエヴァートーンの事を教えたことに切れていた。

「だってさ…スティングレーがエヴァートーンであたし達の結婚式をするとか言ってるんだよ?そのタイミングで神谷さん来たらどうするよっ!!」


「その時はその時だ…そろそろ機嫌なおせ…」

千晶はそう言って珠紀にキスをした。
久しぶりの感触に珠紀も落ち着いてきたようだった。




/ 119ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp