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真っ直ぐ向いて歩けばいい

第7章 文化祭当日!!




あれから珠紀と千晶は異性から囲まれて忙しい毎日を送ることになった。

千晶、夕士、珠紀はいつもの給水塔にいた。


「お前ら大人気じゃねぇか。」

と夕士が少し嬉しそうに言う。

「やだよ。面倒くさい…あたしは直巳しか見てない。他の男なんてどうでもいいわ。」

と珠紀が疲れた様子でいう。

「同感だ…慕ってくれるのはいいが…ありゃ…レベルが違うだろ…ったく…田代のやつもよく6年も前の事を調べたもんだ。」

と千晶が面倒くさそうに言った。

「前の学校でも歌ったんだって?」

と夕士が言う。

「1度だけな。」

と答える千晶。

「なんで断らなかったんだ?」

と不思議そうに言う夕士。

「土下座された…ありゃ…脅迫だな…」

と冷や汗をかきつつ千晶が答える。

「会長…男前すぎるだろっ!!」

と笑う夕士。

「笑ってんじゃねぇっ!前の学校でも大変だったんだぜ?好きだの付き合ってくれだの…」

「いいじゃねぇか…大人気で」

「男子校だぞ。」

千晶の返答に固まる夕士。

「そりゃ、そういう反応したくもなるよね。」

と珠紀がクスッと笑いながら言う。



もうひとつ…変わったこと。


青木が珠紀達を無視するようになったこと。

「なんじゃありゃ…聖女どころかただの堅物じゃん。」

それを目の当たりにして珠紀が怪訝な顔で言う。

「ホントにねっ!!聖女かと思ったら自分の思い通りにならなければ存在ごと否定ってわけ?」

と田代がも不満を言う。

「青木にも別の顔があったんだな…」

という夕士。


「まぁ、いいじゃねぇか。人間らしいところがあってほっとしたぜ。」

と後ろから現れた千晶も言った。

「だな。」

と夕士も同意した。

千晶と青木…

2人の名物教師が赴任してきた怒涛の二学期も無事に終わった。

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