第5章 中間テストです!!
珠紀は食欲がなくて軽く食べて自分の部屋にいた。
「ふーん…そんなことがねぇ…」
『そういうことだ。』
「まぁ、別になんとも思ってないけどね。そりゃ元々ダメなものなわけだしさ。マナー守らんやつが悪いし連帯責任になってもしょうがない。」
『お前はガキの割には冷静だな。』
「ガキの割にはは余計だよ。」
『本当のことだろ?お前はもう少しガキらしくしとけ。』
「へーい…」
『ふぁ~あ…今日は俺も疲れた…明日から文化祭準備に忙しくなるぞ。今日は寝とけ。』
「はーい。おやすみ…直巳…」
『おやすみ…珠紀…』
珠紀は電話を切って布団に入って眠りについた。
次の日…文化祭準備にみんな大忙し。
まぁ、相変わらず…千晶と珠紀の悪口が飛び交っていた。
「珠紀…なんでそんなに冷静なの?もっと怒っていいんだよ?」
冷静な珠紀に垣内が言った。
「あのねぇ…カッキーや?言いたいやつには言わせとけばいいの。いちいち腹立てたって体力の無駄。そのうち奴らもわかるだろうよ…あたしの凄さにね…ふふふ…」
「(たまに珠紀が長谷に見えてくる…)」
夕士は珠紀の言葉に内心そう思っていた。