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真っ直ぐ向いて歩けばいい

第1章 一目惚れの二人



俺は千晶直巳

教師をしている。

とは言っても今は休職中。

前の学校がハードでぶっ倒れた。

あの日、マサムネに誘われた金持ちが集まるパーティにイヤイヤ行くことになった。

そこで出会った一際目立つ女がいた。

大手企業である。天堂グループの社長令嬢。


天堂珠紀。

立ち姿は人間かと思うくらいに妖艶で色んな奴らから声をかけられていてそれに笑顔で答えていた。

不思議な能力を持っていて今はそういう類の能力を持つ師匠の元で修行する為に実家から離れて暮らしているらしい。

俺は思わず声をかけていた。

話を聞くと…

既に成人しているかと思っていたが
まだ中学生らしい。

それでも俺は珠紀に一目惚れしてしまい…
溢れる想いを抑える事が不可能だった。

珠紀は言った。


『一目惚れ…あたしもしました。いいんですか?あたしみたいなクソガキで。』

困ったような悲しそうな顔をした珠紀に俺は言った。

「珠紀だからいいんだよ」

と。

そういう馴れ初めで珠紀が高校生になってから付き合って1年。

ある日…電話がなった。

その電話の主は言った。


「療養中のところすまないが…条東商業高校に来てくれないか?」

というものだった。

驚いたが俺はOKした。

そこは…珠紀が通っている高校。

珠紀には秘密にしておこう。

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