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真っ直ぐ向いて歩けばいい

第17章 ビックニュース!!



あれから数年。

珠紀はエヴァートーンのオーナーになった。

運営メンバーに神谷も加わったのだが……

「神谷さん?うちの主人に引っ付かないで仕事してください。」

「いいじゃない…まだ開店前なんだから。ね、千晶さん?」

「え?まぁ、そうだな……」


「おいコラ…不倫宣言か?あぁ?神谷さん?クビにしますよ。ココにも出入り禁止にします。あと、多額の慰謝料請求します。」

「なんでそうなるのよっ!!職権濫用よっ!!」

「あぁ。そうですよ?今はココのオーナーは私ですから。」


という、千晶を巻き込んだ神谷と珠紀のバトルが開店前に起こるのが日常だ。

やっと解放された千晶はなんだか疲れている。


「マサムネ…お前も助けろよ…」

千晶はクスクスと笑っているマサムネに言った。

「だって面白いし。それにさ、珠紀だってあんなこと言っておきながら神谷をクビにしないし。」

「はぁ〜…」

千晶がため息をつくと…冨樫が現れる。
そう、あの同級生の冨樫だ。
今はエヴァートーンで受付をしている。

「珠紀…外に女性が来てて…山本小夏って名乗ってるんだけど…オーナーの紹介?」

と冨樫が言った。

「へ?山本さん?んーどうしよ。とりあえず、中に入れて。もう、開店前だしどこにも行けないし」

珠紀が冨樫に言うと冨樫は山本を連れてきた。

「あのっ!!あの時はすいませんでしたっ!!」

と山本は頭を下げた。

「どうしたの?話してごらん。ココを突き止めて来たってことはなんかあったんでしょ。」

珠紀は山本に近づいていって頭を撫でる。

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