第2章 不死身な貴方1【不死川×隠】
最終選別はなんとか生き抜いて来れた。
どうやら、実弥の弟君も生きているようだ。
私はゆっくりと実弥の居る屋敷に向かった。
着く頃には夜なっていた。
門まで着くと、実弥が走って駆け寄った。
「生きて来れたんだなぁ。良かった……」
実弥はそう言って、私の頭を撫でてくれた。
私は実弥に運ばれ、部屋で眠りに落ちた。
数日後、刀が届いた。
私の刀も実弥と同じような緑色の刀になった。
鴉がやって来た。
「仕事ダァ!」
その言葉に私は口枷と鞄を用意して言った。
「実弥、行こう」
「ああ、そうだなぁ」
実弥は口枷を付けて小さくなり、鞄の中に入った。
私はその鞄を背負い、仕事へ向かった。