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砂漠の白い花

第7章 派閥と内毒




離宮に戻り 中庭の長椅子に横たわって考える。
同じ神官である祭司が2人も殺されたにも拘らず、平然として、次は自分ではないのか…との怯えも見えなかった。
それに俺は「殺された」とも
「毒だった」とも言わなかった。
先に言ったのは全部 彼の方だった。

(まあ、そこは周知のことでもおかしくはないか…しかし…)

毒の種類は断定が難しく盛った本人や指示した者以外、ハッキリと言えるものではない。
なのに

(サソリの毒だと言った…)

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