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砂漠の白い花

第1章 出航




エリアルの乗った船は 美しいエーゲ海を進む。

澄み渡る青い空。
宝石みたいにキラキラ光る紺碧の水面。

「あっちがミノス島ね」
エリアルの瞳もキラキラと輝いて、
初めての海上を楽しんでいる。

白い麻絹の衣服が海風にはためき、
長い金色の髪も舞い上がる。

「お嬢様、お気を付け下さい。海に落ちますよ」

エリアルは使用人を持つほど裕福な家の娘だ。


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