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砂漠の白い花

第4章 漂着地




「私が、側近ですか?
……と、と、とんでもない!無理です」
「出来る。
拒否権は無いぞ」

(それに、あのギリシア女ー…)


陽の光に当たりキラキラと輝く黄金の髪。
深い海のような青緑の瞳。
白い肌が異国人だと示している。
健康そうで、朗らかな笑顔は俺の周りには無いものだった。

(打算も駆け引きもない、自然な笑顔)

手を伸ばしたくなった。
欲しいと思った。

(何故?…判らない…でも…)

見ているだけで明るい気分になれそうな
エリアルとか言う女に興味が湧いた。



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