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砂漠の白い花
第4章 漂着地
男性は家にエリアルを連れて帰って様子を見た。
調子が良くなるまで家に置いた。
平民階級の家に、エリアルを養う程の余裕はなかった。
(ごめんね って言ったの?)
男の子か悲しそうな顔をしている。
乳飲み子を抱えた女性が、手の平を包んで、
摩りながら、額を付けて涙を浮かべている。
(私はここを出て行かなければならないのだ)
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