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【僕のヒーローアカデミア】1-A腐女子会

第9章 〈勝デク〉傷付けるのも、癒すのも……


「おい! クソデク! これに懲りたら、もうその胸糞悪ィノートに俺のことを書くんじゃねェ!」

 大切にしていたノートが爆破されて床へと投げ捨てられる。彼はそのまま、体育館裏から立ち去った。

「……」

 僕は黙って床に落ちた焦げているノートを手に取り、胸の中に抱きかかえる。

「……」

 ーーもう、限界だった。この傷を何かで癒したい……忘れたい。

「……」

 僕は立ち上がり、リュックを背負って家へと帰った。

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