第4章 第2回、腐女子会 〜勝デクVS轟出〜
ーー雄英高校ハイツアライアンス、八百万百の部屋、部屋の割に大きいベッドの上でのこと。
「宣誓!」
麗日お茶子と八百万は手を挙げ、同時に声をあげた。
「私たち、1-A女子は正々堂々と推しカプについて語り合い」
「相手の推しカプのことを敬い」
「相手が傷つくことを言わずに」
「この女子会を楽しむことを誓います」
そう言うと、2人は手を下げてお茶子は息を吸った。
「それでは! 第2回! デクくん受けについて語る会ー!」
「イェーイ!!」
お茶子の開会の言葉とともに、6人は拳を突き上げた。
「八百万さん」
「麗日さん」
2人は真剣にお互いを見た。
「昨日は嫌なこと言ってごめんな。部屋帰った後に後悔してたんよ」
「そんな……私こそ、申し訳ありませんでした」
2人は固く握手を交わした。
「今日は八百万さんたちにも勝デクの良さをわかってもらえるように、頑張るな!」
「私も! 麗日さんたちにも轟出の良さを共有していただけるように、頑張りますわ!」
昨日の雰囲気とは打って変わって、2人の間には穏やかな空気が流れていた。
「な、なんか……2人とも仲良くなってるな……」