第8章 *亜久津仁(凛蘭さんリク)
「ごめんね!千石君達にちょっと頼まれちゃってさ〜」
亜久津「……」
「口に合うか心配だったけど美味しいって!よかった〜!」
亜久津「……」
「ねぇ仁聞いてる?」
亜久津「おい」
「何?」
亜久津「こっち来い」
「え?!ちょっと!校門あっちだよ〜?!」
俺はこいつの腕を引っ張ってワザと部室の裏までやって来た。
練習とやらをやってれば暫くは誰も来ねぇからな。
「やっぱり未練があるの?」
亜久津「んなもんあるわけねぇだろ〜が」
「じゃあ何?こんな所に連れて来て…痛!」
手首を掴みドンっと壁に押し付けてを睨みつける。
そして強引に唇を奪った。