第3章 女郎執事
「ルナール、相手に失礼よ。シエル・ファントムハイブ、私の執事が失礼をしました。私はミラン家の娘、ミーシャと申します」
空気を変えるべく、丁寧に言うと
「僕の執事も悪いことしたな。ミーシャ、すまなかった」
シエルも謝ってきた
「失礼しました、ミラン様」
黒髪の執事も謝ってきたが・・・・・
「お嬢様は家柄などで呼ばれるのは好きではない、ミカエリス」
「そうでしたか。ルナールこそ名前にふさわしく、狐のように笑顔でいればよいのでは?」
「ルナール、あとで聞きたいことが増えたみたいね。まず、ランドル卿の話を聴きたいんだけれど」
「僕もミーシャと同じ意見だ。セバスチャン静かにしてろ」
「「御意」」
そのあと話を聞いた