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With me

第49章 なんだ、それでいじけてんのか



「十三番隊の朽木ルキアです。よろしくお願いします。西園寺四席」

「紫苑でいいよ。えっと…ルキアちゃんでいいかな」


同じ匂いがした

心の奥のもっと奥

どこかで、ルキアちゃんが自分と同じような存在だと私の中の何かが言っている

それがなんなのか、分からなかった…


「あ、ありがとうございます!紫苑殿…」


4人は談話室のソファに座り、話題は主に黒崎一護と紫苑と喜助のことだった


「一護、目覚めそうみたいね」

「井上、現世に戻ったみたいだぜ」

「みんなは行かなくていいの?」


ルキアちゃんは少し、寂しそうな顔をして


「まぁ、大勢で行っても迷惑でしょうし」

「一護ならきっと大丈夫よ。浦原さんがなんとかしてくれるわ」

「そう!浦原さんとの馴れ初め…すっげー気になるんだけど」


ウズウズしていた恋次が今だ!とばかりに前のめりに聞いてきた


「わ、私も聞きたいです!」

「私も!こないだ聞きそびれちゃったし」

「え、いや…人様に話すようなことでは…」


話に夢中になっていると、ふともう日が沈もうとしているのが見えた


「っと、私そろそろ帰るね」

「え、もう帰るのか?」

「あ、もしかして門限?でもまだ18時まで結構あるわよ?あ、17時になったんだっけ?」


今の時刻は16時半といったところか


「そうなの」


えへへ、と紫苑は苦笑いを浮かべる


「お前門限あんのかよ…大変だな」

「17時って…子供じゃないんだから、ねぇ」

「あの浦原が心配性とは、想像もつかないのですが…」


紫苑は帰り支度をして身なりを整える


「乱菊さん、阿散井くん、ルキアちゃん、今日はありがとう!とっても楽しかった」

「浦原さんによろしくな」

「気をつけるのよ」

「是非またお話させてください」


それじゃあ、と紫苑は3人の元を去った


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