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With me

第40章 さようなら



紫苑の胸をトントンと指先で叩く


そう、発信器…

私と喜助さんと、お互いにお互いの居場所が分かるように


「紫苑を安心させたくて、ソレ入れたんスけどね」

「そ、だよね…ごめん」

「明日、仕事が終わったら渡したいものがあるんス」

「渡したいもの?」


なぁに?とキョトンとした顔で首を傾げる紫苑


「明日のお楽しみっス」


明日もお休みにしてあげるから、ちゃあんと寝るんスよ?


「凄く気になるんだけど、喜助さん」

「楽しみにしててくださいね」

「わかった!楽しみだから、ちゃんと寝る!」


子供みたいっスね


「良い子っスね」


唇を塞ぐと照れたように赤らめる顔も、ぎこちなく自分から重ねてくる唇も、ボクの心を掴んで離さない


「あームラムラしてきたっス…」

「や、待ってここ、五番隊…」

「それはまずいっスねぇ」


ボクは紫苑を抱き上げると、五番隊を出て部屋に戻った


「ね、お風呂入ってきていい?」

「えーお預けっスか?」

「すぐ上がるからっ」


お風呂の扉を閉めた紫苑はいつもより早いペースで体を洗っていく


「喜助さん、お待た……んっ」


お風呂から出るなり、手を掴まれて壁に押し付けられる

呼吸もままならないくらい唇を奪われて、酸欠で頭がクラクラしてくる…


「そんな表情、ボク以外の男に見せちゃダメっスよ…」


酸欠でトロンとした目、お風呂上がりで熱を持ったカラダ

その全てがボクを刺激する


そのまま首筋に顔を埋めて所有印を刻み込む

肌を吸う度に紫苑がピクッと揺れる


「一生消えなきゃいいのに…」


再び紫苑の唇を塞ぐ


「まぁでも、消えたらまたつけるから…」


執拗に舌を絡ませると強ばるカラダ

スルリと伸びた足に添わせるように手を動かす


「っ……ぁ」


捲し上げた裾、徐々に露になる白い足にボクの手は止まらなかった

紫苑の中に指先を入れると、クプと音をたててボクを飲み込んだ


「トロトロ…」

「ぁ、んぁ……」



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