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With me

第30章 幸せを握りしめてるの



「……ひっ…ぅっ…」

「え、紫苑」


目の前で泣き出してしまった恋人に心臓がヒヤリとする


「も、いじめないで……ぇ」

「ごめんごめん、ちょっといじめすぎちゃったね」


優しくするから泣き止んで、と紫苑の涙をちゅうと吸う


「ごめんね」

「ん、優しくしてね」


残りの涙を指で拭き取ると、もう一度紫苑のナカに指を入れる


「ん……はぁ……ぁっ……」


同じところを刺激してあげると、さっきと同じサインを感じ取る


「やっ、あっ、あぁ、あっ……あっ……ぁああっ!」


絶頂に至りくたっと力が抜ける紫苑

息を整える紫苑の隣で自分の衣服を取り去る


「紫苑、いれるよ」

「やっ、まっ」


イッたばかりなのに


「ごめ、待てない」

「ひぁっ……あン……っ」


喜助さんの大きなモノが私のナカに入ってくる

喜助さんの形になる私のナカが堪らなく厭らしい


「ぁっ……やっ、ぁっ、ぁんっ……」


前後に律動を繰り返すのに合わせて大きな胸がぷるんぷるんと揺れる


「やらしーおっぱいです、ねっ……」

「んぁっ、きすけ、さっ」

「……く……はぁ、紫苑ッ」


紫苑のナカで喜助が大きくなっていく

繋がった部分から熱い蜜があふれでる


「きすけさっ、またイッちゃ……」

「紫苑っ、ボク……も」


腰を動かす速度を早めると、それに合わせて紫苑は更に声をあげる


「きすけさん……っ、ぁあ」

「紫苑っ…出すよっ」


紫苑がピクピクっと体を痙攣させたのとほぼ同時に、喜助も熱い欲望を紫苑のナカに注ぎ込んだ




事を終えた紫苑は早々にぷいと、反対側を向いてしまった


あぁ、嫌われてしまっただろうか…


「紫苑」

「……」

「ごめんね」

「……」

「紫苑……」


喜助さんがあんまり寂しそうに、悲しそうに捨てられた子犬みたいに鳴くから、思わず振り返ってしまった


「怒ってる?」

「怒ってない…けど」

「けど?」

「もうちょっと優しくしてね?」

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