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人類最強が見つけたクソガキ【進撃の巨人/リヴァイ】

第6章 卒団、そして入団




その後も身長やら学力やら体術やら誰が優秀だとかアホ(主にキース)だとか話しているうちに調査兵団の本部?兵舎?が見えてくる。
?なのは敷地は広いし建物の数は多いしどれが本部でどれが兵舎なのかちっとも分からないからだ。
入団手続きをするには本部に行かなければならないのだがどうしたものか。

ただ近づいていけばその心配は不要だったようで、調査兵団のいくつかの建物は高い塀の中にあり、大きな門のところに長机が設置され数名の兵士が受付のような事をしてくれていた。
そりゃそうか、塀で囲まれてなきゃ誰でも入り放題だもんな。


「よろしくお願いします」
「よーこそ!調査兵団へ!!おっと君がアーニャ・マクドルだね!待ってたよー!」

机に座っていた兵士に書類を提出すると横に立っていた女性兵士がずいっと覗きこみ予想外のハイテンションで歓迎された。
ポカンとしていると門の内側から一人の男性兵士が走ってくる。

「分隊長!あんたこんな所にいたんですか!いい加減にしてください!」
「分隊長!?」


黒髪ポニーテールに眼鏡姿、そしてめちゃくちゃハイテンションが印象的な女性兵士は「あっちゃー見つかっちゃったよ~」なんて呑気に笑っている。

「私はハンジ・ゾエ!分隊長をやってる。そんで走ってくるのがモブリット。私のサポート役ってところかな?」

改めてよろしくー!と明るく笑うハンジ分隊長に私もリリアもキースもあわてて敬礼する。

「アーニャ・マクドルです!」
「リリア・ノースです」
「キース・ブレインです」

「あぁ!南方のトップ3って訳だね!リリアとキースも優秀って聞いてるよ宜しくね!」

私達ひとりひとりと握手しながら「巨人のどの辺に興味があるの?」とか「巨人の研究ってどう思う?」とか「捕獲できたら良くない?」とか中々強烈な事を言ってくる。
なるほど、調査兵団が変人の集まりだと言う話は間違いではないらしい。

「新兵が困惑してます!書類が溜まってるんですから早く戻ってください!」
「はいはい。まぁったくモブリットは私のかーちゃんかよ~」
「分隊長!!」

猫みたいに首根っこを捕まれズルズル引き摺られていくハンジ分隊長を見送っていると受付をしてくれていた兵士からモブリットさんはハンジ分隊長の右腕としてサポートどころかお守り役もやらされていると聞いた。



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