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人類最強が見つけたクソガキ【進撃の巨人/リヴァイ】

第5章 生きてく強さ





「……という感じだったんだけど、もう何が何やらワケわかんなくて。」
「え??なんでよ。」


応接室で兵長と話したこととか、兵長が隣に座ったこととか、とにかく全部正直にリリアに話した。
最後に兵長に気に入ってるって言われたことも話したらリリアは何故かガッツポーズ?してたけど私の訳がわからないという言葉に私より訳が分からないって顔をしてる。


「あのリヴァイ兵長が隣に座って手まで握ってきたんでしょう?頭も撫でられて、アーニャを気に入ってるって、調査兵団にきたら覚悟しとけとまで言われたのよ?なんで分からないのよ」
「なんでって言われてもさぁ~、わっかんねーもんは分からんよ~!」


ねー?サニー?とサニーを撫でてやりながら同意を求めたけどサニーも何だか冷めた表情だ。


「まったく呆れちゃうわ。
んー、そうねぇ、じゃぁ例えばよ?例えば、今日兵長とやり取りした相手が私や他の女性兵士だったとしたらどう?兵長は何が言いたかったのかしら?」
「えー?」


兵長がリリアを呼び出して応接室で二人きり、隣に座って手を握って?気に入ってるって??
そんなの答えは簡単だろ。


「そりゃリリアに惚れてんでしょ。
兵長って惚れたらガンガンいくタイプなんだなぁって感じ?」
「なんっでそう思うのに相手が自分だとワケわからんなのよ!!」

怒るわよ!ってもう顔が怒ってるよリリア…
だって今の例え話は相手がリリアや他の女の子だったらって話でしょう?

「こんな男みたいなの相手に兵長が惚れる?ないない!万が一兵長が同性相手でもイケる人だとしても私が成績順位の為に色々誤魔化してたこととか知ってるんだよ?ないだろ~!
万が一、億が一、兵長が私を女として見てたとしてもからかわれただけだよ!」

自分なんて相手にする訳がない。
だから入団後覚悟しておけと言われた言葉は謎なのだ。
私の力を気に入ってくださり便利な使いっぱしりにでもするという事だろうか?
まぁ、それならそれでありがたい話だ。
兵長のそばにいればまた訓練の指導をしてもらえるかもしれない。

「アーニャ…あなたそれ本気で言ってるの?」

本気もなにも、事実だと思う。



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