第3章 体育祭
『ヤバいリレーの次はヤバい騎馬戦だ!男の熱い戦い、どうぞご覧あれ』
勝てるかな……。
私は自分の手を握り締めた。
珍しく騎手である団長を中心にして戦う。もちろん、彼らも出ている。
騎馬が義勇と実弥で、騎手が無一郞という最強騎馬が出来上がった。
白軍VS黄軍の勝負がスタートした。
「霞の呼吸……」
『えっ!?』
無一郞が飛んで、帽子を一気に取り、騎馬に着地する。
『えっ、これってアリなの?でもスゲーぞ!一気に相手の黄軍の帽子が無くなった!マジでやべぇなぁ』
無一郞達の強力な力によって、黄軍は全滅したらしい。確かにヤバいなぁ……。
次は、白軍VS赤軍である。
『またもや、無一郞のテクニカルな先制攻撃によって赤軍全滅……ヤバいですねぇ』
無一郞のジャンプ攻撃によって、全ての帽子を奪取。スゴすぎる……。
三位と二位同士が戦いを終え、白軍VS桃軍。
『なんと!この中学校の最強の二軍が戦うぜ!ファイト!!』
「頑張れ!!」
無一郞が飛ぶと、実弥の風の呼吸によって爆風が起き、強い砂嵐に襲われる。気が付けば、無一郞がほとんどの帽子を奪取していた。
『えっ、ヤバくない?怖いって!普通に全滅させんなよ!マジスゲーわ……』
そして、白軍が一位になった。