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恋人が意外とSなんですが

第5章 腹ぐ……いえなんでもないです








その言葉がどういう意味か、
だなんて安易に想像がついてしまった私。





「…さ、くらい、さん」

「我慢した」

「…で、でも」

「ちゃんとこの前は我慢した」

「…うん、」

「今日は、帰しません」





カモさんの話は何処へやら。
そう言って引き寄せた彼からは
やっぱり洗剤のいい香り。
私はいつもこの香りに
惑わされている気がする。


体が離れ視線を合わせると
そのまま降りてきた彼の唇。

私の瞼や頬にキスをして
「ほんと、虐めたくなる顔」と笑う。


でも触れられる指は優しくて暖かい。
櫻井さんはズルいと思う。


「…ひ、1つご提案が」

「なに」

「その…、お風呂、に
 入ってきてもいいですか」

「ああ、なるほど」


 

そのままズルズル、
私を洗面所へ連れていく彼。




「え、いや、櫻井さんは」

「ほら風呂の使い方わからないでしょ?」

「や、ある程度どこも一緒っていうか」

「シャワーのお湯、俺しか出せないんだよね」

「マジですか(どんなマジック)」




その後の死ぬほど恥ずかしい行為は
思い出しただけでも
出欠多量になりそう。





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