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恋人が意外とSなんですが

第5章 腹ぐ……いえなんでもないです







「で?」

「…で、と…言いますと…」

「鴨に会ってネギを備えて断ってくんの?」

「か、鴨って!
 カモさんは鳥じゃありません!」



櫻井さんに加茂長さんから
連絡がきたことを正直に話した。
この人に"秘密"なんて
出来ないと思ったから。
(どうせバレるのは目に見えてる)



彼の部屋で正座をする私に
赤いソファーに深く腰かけた彼が
新聞を広げてコーヒーを口に運ぶ。


櫻井さんは家で
薄い黒フレームの眼鏡をかける。
最近知った"彼女"の特権。





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