第4章 それ全く冗談になってないです
あっという間に休日は過ぎ
月曜日、いつものように仕事して
いつものようにお昼をとる。
「あー、なんか面白い事無いのかなあ」
ちゃんと手入れのされた綺麗な爪を
見つめ、悩ましげにため息をつく彼女。
ハンターモードを解除する彼女達は
端から見れば綺麗で可愛くて
いわゆる勝ち組美女である。
「ほんとそれえ、
この間の合コ…いや食事会
マジ無かったよね」
伸びてきた毛先をクルンと指に絡め
それを見つめてため息をつく彼女。
今、合コン言いましたよね?
言い直しましたよね?
そんな彼女達のもっぱらのトーク内容は
"恋愛"、"ショッピング"、"楽しいこと"
「やっぱり、なかなか翔くんレベルは
いないってことね」
珈琲を流し入れ
はあ、と3人揃ってため息をつく。