第21章 ☆Bad END☆ エピローグ ー主人公編ー
あの後も何度か響さんに犯されて……響さんが留守にしていた間に
憲吾や荒木先生が助けに来てくれたんだよね……あの時は、
本当に嬉しかったなぁ……やっと解放されたって思ったから……でも、
私の心の奥のどこかには響さんが居てそれがずっと気がかりだった。
それでも憲吾はそんな私を受け入れてくれて、
『一日中、何回も犯されて……感じたくないのに感じて……!
憲吾のこと、裏切っちゃったのに……』
『っそんなの関係ない……!
俺が好きなのは、ゆりだけだ……ゆり、
前電話で話した時「大好き」って言ってくれたよな?
俺は、お前からそう言われるだけでも嬉しいんだ……
たとえ身体を犯されても、
俺を好きでいてくれたならそれだけでいいんだ……!』
『っ……』
『お前は何も悪くない……だから、自分のこと汚いなんて言うなよ……
俺が、それを感じさせないくらい……
ゆりを、大切にするから……!
俺がゆりを支えるから……!
だから……お前は自分を責めなくていい……ゆり、好きだ。
っ大好きだ……!!』
私の汚れた身体を清めてくれた。その時は幸せだった。
『っ憲吾……準備、終わった_ちゅっ‥んッ…憲吾……』
『っゆり……』
『んッ……』
『……また跡付いたら、仕事にも支障きたすだろ……』
『ふふ……ホント憲吾ってば優しいんだから……(微笑)』
私は憲吾の彼女でいていいんだと思えていたから……。
でも日本に帰ってからが辛いことの連続だったかな……
響さんが日本に来ていて……と言うか戻ってきてたんだよね。
憲吾の代替試合を観に来ていた時に響さんと再会して、
『よぉ……久しぶりだな、ゆり。』
『っ!?』
『アイツに何も危害を加えて欲しくねぇなら……
まず、オレのことは誰にも言うな。当然、オレと会ったこともな……
何か不審な点が少しでもあれば容赦しねぇからな。』
『っ……』
『それからもう一つ、オレの言うことには絶対従え。』
『っ!?』
『オレが三船くんに勝ったらさ!
ゆりちゃんから何かご褒美貰いたいよねー♪』
宙さんと出会ってから私の人生が大きく変わり始めた……。