第21章 ☆Bad END☆ エピローグ ー主人公編ー
北京では、Dolceの誘拐事件が起きて最初は来海と凪咲と来夢が
銀狼の人たちに連れて行かれた……。
あの時私もすごいパニックになってたよね……
『っいやあああ!!!放してってば!!!!』
『っ来海ちゃん!!どこ!!どこにいるんだ!!!』
『っ来海が!!来海を助けてよ!!!』
『来海ちゃんの無事はあっちのSPを信じるしかないんだよ!!
これ以上みんなn『わあああああん!!!』『来夢ーー!!』
っクソ!!!』
『っいやあ!!!やめてってば!!!』
『っなぎーーーー!!!!』
『っ他のSPは何やってんだよ!!!
みんな!!早くバスに乗って!!』
本当にあの時は辛かった、メンバーが一度に3人も連れて行かれて……
でもこれはまだ序の口だった。
私たちが落ち込んでる中来海達がホテルに帰ってきたと思ったらそれは
伊集院さんが作り上げた3人のアンドロイド、偽物だった。
私たちはすぐ騙されて、私と千鶴と愛美も……寝ている時に
すり替えられて私たち3人もアジトに連れて行かれた……。
『っゆりちゃん!!
敵襲だよ!!身を隠さなきゃ!!』
『……敵襲?』
『っ何呑気なk_バンっ!!……っ!?』
『迎えに来た。』
『……あの、だr_ダンッ!!…んん!!』
あの時はなんか頭がぼんやりしてたんだよね……寝起きだったからかな?
そして私たち全員囚われて……その時のことは思い出したくないな……
だって全く知らない人、殺人犯だった出雲って人に変な薬飲まされて、
私の "初めて" まで奪われ何時間もあの人に犯された。
今思い出すだけでも吐き気がする……。
『っ本当に可愛いよゆりちゃん……
今すぐ僕のモノにしてあげるからね……』
『っんぁ…!ぃや……///』
『っはぁ…はぁ……僕からの君への愛伝わってる……?』
『っや…たす、けて……』
憲吾でもなく響さんでもなく、あんな人なんかに……
『っヒ…!やめっ…///』
『っやっと僕と、ひとつになれるね……!』
『っいぁ…それだけは……それだけは……!』
『痛いのは最初だけだからね?』
『っぃやあああああ!!!』
「っ……」
ゆりは辛さのあまり思わず涙を流した。
そして記憶は響と初めて出会った時の事も頭の中に流れてきた……。