第21章 ☆Bad END☆ エピローグ ー主人公編ー
初めての海外ツアー、ソウルに行った時は
メンバーと一緒にビッグ発言しちゃったり……
『……みんな、思いは同じです。
……宣誓します。』
『おっゆり……今度は何言うんだい?☆』
『私たちは、世界で通用するアイドルになります。
世界一のグループになるつもりです。』
観光して早々、トラブルもあったなぁ……
『家畜の牛が100頭逃げた!!
一般人はすぐ避けろ!!』
『凶悪犯の次は牛かよ!!汗
っゆりちゃん!俺からはぐれ『モオォォ!!』うぎゃあ!?』
『っきゃああ!?』
牛の大群が押し寄せて涼介さん達とはぐれちゃって……でも、
_グイッ!『おいっ!』
『っ!?』
『っ何ボケっとしてんだ!
日本の餓鬼がこんなとこに居たら危ねぇだろっ』
『っ……ぁの……』
『一旦安全な場所に移動するぞ……』_グイッ!
『っきゃ!?』
勇吾さんが助けてくれたんだよね、
最初は危ない大人の人かと思ったけど……
『っなんで防犯ブザー鳴らすんだよ!!』
『どう見ても怪しい大人にしか見えないからです!!!』
その後は双子の圭吾さんも来てくれて、
涼介さんの元に連れていってくれたんだよね……
『っなんでいきなり乱暴なことするかな……』
『だからしてねぇし……』
「っごめんねゆりちゃん、怖い思いさせて……
勇吾は、兄はちょっとぶっきらぼうでさ(苦笑)
でも本当はすごく優しいから。』
『っとにかく安心しました……日本の警察の方が保護してくれて……』
『ゆりちゃんのことですけど、どこに送り届ければいいですか?』
『えっと……それじゃ、
第一パーキングまで送っていただけるとありがたいです。
さすがにこの状態で観光するのは危険な気がするので(苦笑)』
『わかりました。それじゃ今から向かいますね。』
ソウルの時は、まだ全然よかったほうだよね……
そしてソウルでのライブも無事終えて次のステージが北京……ここで、
私の人生は大きく変わり始めた、響さんと、初めて出会った場所……。