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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第20章 ☆??ルート☆ Bad END


大勢の男達の正体は公安警察の特殊部隊だった。
その中に居た圭吾・翔・北斗・宙の4人、
4人と顔見知りであった憲吾と樹は驚きを隠せずまた、
部外者が侵入してくると思わなかった悟は目を見開きながら見ていた。


「……。」


その一方でゆりは、全てを分かっていたかのように
表情は何一つ変わっていなかった……。
そして圭吾は特殊部隊の前にいる3人より一歩前に出た。


「っ憲吾……これはお前がやったのか?
お前が、東郷響を……」

「……あぁ、そうだ。」

「っ……なんて馬鹿な事をしたんだッ!!
こんな事、許されないんだぞ!?」

「分かってるさ、それくらい……けど、
元はと言えばテメェらのせいだろ……テメェらが「憲吾、」っ!」


憲吾が銃を拾い圭吾に向けた時、ゆりは手のひらで銃口を塞いだ。
そして憲吾を抱きしめるようにもう片方の腕を腰に回した。


「もう、殺しちゃ駄目。
これ以上罪を重ねないで……」

「っゆり……けど、コイツらはお前を亡き者にしたんだッ!
俺は何度も生きてるって言った……なのに!
なのにまともに調べもしないでコイツらはッ!!」


涙を流しながら圭吾達に感情を露わにする憲吾、圭吾と翔は顔を歪めた。


「っ憲吾……その件に関しては本当にごめん。
でもあんなにも証拠が揃っているんじゃそう断定するしかなかったんだ。
俺たちだって、
取り返しのつかないことをしてしまったという自覚はある。」

「っ……今更なんだって言うんだよ……
取り返しのつかねえ時に来たっておせぇんだよッ!!なのに今更……
何でもっと早くこの場所を突き止めなかったんだよッ!!」

「……私たちがこの場所を突き止められたのは、松村さんのおかげです。」


翔は北斗に目を向けながら口を開いた。
北斗は憲吾の住んでいたアパートの隣人でもあった為憲吾は
驚きを隠せない様子で北斗を見た。


「僕はただ、情報を流しただけですよ。
元はゆりちゃんが宙くんを通して僕に伝わっただけです。
同じ班の田中を監視していたことに間違いありませんでしたが、
本国に支障をきたさない以上
日本警察に口出しするつもりはありませんでしたからね。」

「っ……まさか、お前もCIAだって言うのか?」

「……あぁ、そうだよ三船くん。
君の監視も兼ねて君の隣に引っ越して来たんだよ。」
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