第20章 ☆??ルート☆ Bad END
「……お前から見りゃ、そうだろうな。
けど、オレだってコイツを愛してる。
オレが唯一惚れた女だ。
ゆりがオレのところに居る以上、
お前に譲るわけにはいかねぇな……」_どんっ!
「っ……!
っ響さん……?」
響はゆりを悟がいるほうへ押した。
「伊集院、ゆりをしばらく見てろ。
どうやら……話し合いだけじゃケリはつかなそうだからな、」
「っ……はい、東郷様……
ゆり様、もう少し後ろにお下がりください。」
悟はゆりの肩を持ち後ろに下がらせた。
「っ響さん……けn「手加減はするさ……」っ響さん!
っお願い憲吾!!私のことはもういいからほっといてよ!!
私はもう憲吾のことが好きじゃないのッ!!」
ゆりは憲吾に訴えるように叫んだが
憲吾はゆりに目線を送るだけで聞く耳を持たなかった。
「ゆり、ソイツが作った薬でも飲まされてんだろ?
すぐ解放してやるから……」
「っ憲吾……!
お願いだからちゃんと話を聞いて!!
私は全部わかってる上で響さんを選んだの!!」
「っゆり様、あまり彼を刺激s_パァンッ!‥ぐッ!」
「「っ!?」」
突然銃声が響きゆりと響は今何が起きたのか理解できなかった。
そしてゆりの顔には何やら液体が掛かった、そしてすぐ隣から
悟の呻き声が聞こえゆりが悟のほうへ顔を向けると
右肩から血を流し左手で押さえながら膝をつく悟が目に入ってきた……。
「ヒッ…!」
ゆりは小さな悲鳴を上げた、まさか憲吾がやったのかと一瞬思い
憲吾のほうに目を向けたが憲吾は拳銃らしきものを持っていなかった。
そしてその先にいる樹のほうに目を向け見れば
樹は冷酷な表情で銃口をこちらに向けていた。
「……。」
「っジュリさん……?」
「っジュリ……テメェどういうつもりだ……」
響は樹を睨みつけるように見た。
「部外者は黙ってもらおうと思いましてね……それに、
さっさとケリつけたいんでね。」
「は……?」
「っ……」
ゆりが再び憲吾のほうに目を向けると怪しい笑みを浮かべていた。
「……(嘲笑)」
「っ……」