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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第20章 ☆??ルート☆ Bad END


「っゆり……」

「……ごめんね、憲吾……私は、もう死んだことになってるから……
藤ヶ谷ゆりはもう居ない……元の世界には戻れないから……

私は、響さんと生きていくって決めたの……。」


「っは……?
っゆり、何言って……またソイツらに脅されてんだろ……?」
(ゆりは何言ってんだよ……アイツと生きていく?
そんなの……)

「違う……私が、選んだの……本当にごめんね?
憲吾は、ずっと私を想ってくれてたんだよね……でも私は、
もう憲吾の側に居れないから……私は、響さんのことが好きだから……」


ゆりは響を見上げながら言った。
呆然とその場に立ち尽くす憲吾、樹は憲吾の耳元に顔を近づけると
ゆり達に聞こえないほどの声で囁いた。


「こりゃあ予想外の展開だね……
どうすんの?憲ちゃん、」

「っは……?
認める、わけねぇだろ……ゆりが、あんなこと言うはずない……」

「前のゆりちゃんならね……でも、今は違うみたいだけど?」

「違う……アイツがゆりにそう言わせてんだ……
やっぱりアイツは、許さない……よくもゆりを……」


抑えきれない怒りがひしひしと湧き上がってくる憲吾、
微かに覇気のオーラを纏わせながら響の元にゆっくりと歩み始めた。


「っ憲吾……?」

「っ……」


すぐ憲吾の様子がおかしいと気づいたゆり、
響はゆりを庇うように目の前に立った。


「テメェ……ゆりに何をした……」

「オレは何もしてねぇよ……ゆりが自ら選んだ、それだけだ。」

「はあ?んなわけあるか、冗談は顔だけにしろよな?(嘲笑)」

「っ憲吾……」


憲吾は響との距離を1mほどに詰めるとゆらりと響を見上げ
ニヤリと口角を上げた。ゆりは今までに見たことない
憲吾の表情に背筋が凍っていくのを感じた……。


「ゆり、今コイツから助けてやるからな……」

「っ憲吾何言って……
私はも「ゆりを本当に愛してるのは俺だ。」っ……」

「東郷……テメェは無理矢理奪ったんだろ?
俺からゆりを……」

「……」
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