第20章 ☆??ルート☆ Bad END
「来ないでッ!!」
「っゆり……?」
ゆりを連れ憲吾に背を向ける響、
憲吾は引き留めようとしたがゆりが静止をかけ顔を憲吾に向けた。
「っ誰と勘違いしてるかわかりませんが私は貴方のこと知りません……
それに、響さんをこれ以上怒らせないで……
でないと危な「ゆり、ソイツのことはもういい。帰るぞ。」
……はい。」
「っ……」
その場で佇む憲吾、
響はゆりを連れどんどん憲吾から離れていった。
「……響さん、ありがとうございます。」
「別に、お前のとこから離れたオレも悪りぃし気にすんな。
今日はオレがメシ作ってやる。」_ポンっ
「……うん!楽しみっ(微笑)」
「っ……!」
歩きながら会話をする2人、響はゆりの頭をポンと撫でると
ゆりは嬉しそうに頬を染めながら微笑んだ。
そんな横顔を見た憲吾は絶句しただ2人の歩いていく背中を
ただ見ることしかできなかった……。
ゆりと響が憲吾の視界から消え憲吾はしばらくその場に佇んだ。
そして無意識にも体に力が入らなくなり
片手に持っていた紙袋を地べたに落としてしまった。
_とさっ…
「ゆり……なんで、だよ……なんでアイツに笑って……
なんで俺のこと……何も覚えてないんだよ……」_ガクッ‥
そのまま足の力も抜けその場に膝を突く憲吾、通り過ぎる人々は
特に気に留める様子もなく憲吾の横を通り過ぎていった。
「……東郷……響……」
(アイツ……ゆりに何をした…… "俺の" ゆりに何を……)
憲吾の瞳からは光が消え、
頭の中にもう一人の自分の声が聞こえその自分と会話を始めた……。
『東郷響を許すな。殺してもいい。
ゆりをアイツから奪い返せば全て終わる、みんな幸せになる。
家族も、仲間も、そしてお前も……』
「幸せ……?
アイツらも?
アイツらなんて、もうどうでもいい……」